最近、α6400で撮影する時は三脚を使うことが多くなっています。
というのも、ジンバルの場合、撮るまでに多少時間がかかるからです。ジンバルに取り付けて、電源を押して、置き場所を探す。これがさっと映像を撮って終わりたい場合なんかは、意外に手間に感じるんですよね。
そして、ジンバルの場合、置き場所を何処にするのか?というのがジンバルの弱点だったりもします。例えば、ジンバルで撮影しながら、真下の被写体を撮りたい場合。カメラをある程度下に向けようとすると、可動域が意外に狭いのでエラーとなります。
しかし、三脚の場合は、真下の被写体でも撮影することが可能です。カメラを動かしながらの動画撮影はジンバルを使ったものと比べると、映像にカクツキが見られますが、それでもグリス式の三脚を使うと、かなり軽減されます。
また、ジンバルの場合、レンズが単焦点だとピントが合いづらい事が多々あります。その場合は、カメラから被写体までの距離をジンバルを動かして変える必要が出てくるのですが、いかんせんジンバルは高さが無いので、テーブルなどに置いて撮影する必要が出てきます。三脚であれば高さが調節できるので問題無いんですがね。
と、三脚は利点ばかりの様にも思えますが、その三脚ですら取り付けるのも面倒になることがあります。
例えば、外で撮る場合、あの大きい三脚を持って歩くのはしんどいと思う時もあります。今の三脚はかなり軽量化されていますが、それでも小さくはなく、持ち運ぶための取っ手がついてない三脚などは持ち運びが不便です。
こういう時に重宝されるのがアクションカメラであり、そして最近、動画撮影性能がかなり上がっているスマホになるわけです。
アクションカメラ fimi palmを使ってはみたものの
一時期、アクションカメラfimi palmを購入して使っていたことがありました。小さく、軽量化されているので持ち運びも便利で、撮影する際も目立ちません。
このまま外で映像を撮る時はアクションカメラを使っていこうかなと思った時もありましたが、iphoneとの映像を比較したらあまりの差に愕然としてしまいました。
iphoneの手振れ補正について
アクションカメラじゃなくiphoneを買おうと思ったきっかけが、この手振れ補正の機能がiphoneはかなり飛躍していることに気づいたことにあります。
アクションカメラの場合、バイクに取り付けて、走行中の映像を撮影するという人が多くいます。バイクってかなり小刻みに振動を拾うので手振れ補正が無いと、かなり見づらい。最近のGo proなんかのバイク映像を見ていると、初期のgo proよりも格段に手振れ補正が進化しているのが分かると思います。
しかし、最近のiphoneなどは、このアクションカメラでさえも凌駕するかのような手振れ補正です。画質も良いためバイクのyoutuberなんかも結構使っている人多いようです。
釣り初心者だが、暑い中ひたすら投げた中の一コマ。
この映像を見ていると、iPhoneの凄さを再認識する。
胸に付けて撮影しているのだが、投げる瞬間もほとんどブレていない。
しかも、色もかなり綺麗に出ている。アクションカメラがいらないんじゃかいかと思える時代はそこまで来ている。 pic.twitter.com/jtY9Dadp6f
— 男のロマンを映像で (@takasug83500754) August 2, 2021
※ただ、バイクにマウントしてiphoneで動画を撮影するのは手振れ補正センサー故障の原因になるようです。バイクの細かい振動がダメみたいですね。
夜に動画撮影に強い(ナイトモード)
これもiphone12を購入した理由の一つとして言ってもいいのですが、iphone12は夜の撮影(ナイトモード)に強い。
立ち止まっての動画撮影なら、編集無しでもかなり綺麗な映像に仕上がること間違いありません。これは、実際に僕自身も夜に撮影してみてびっくりしました。ただ、それでも昼との撮影の時とは違い、どうしてもブレが大きく出ます。なので、スマホ用ジンバルなどを使えば、夜でもかなり手振れを軽減できそうです。
また、ナイトモードは下手に何かの設定を変更する必要もなく、自動で調整してくれるところがiphone12の凄さの一つです。
最近のアクションカメラも暗所での撮影に強くなってはいますが、iphone12くらいの暗所での撮影性能をもったアクションカメラはまだ出てきないような気がします。基本的にアクションカメラは小型化を優先しているため、カメラセンサーを小さくせざるを得ないんですよね。
アクションカメラには無いスマホの性能
アクションカメラの相場は今のところ大体3万円程度というところでしょうか。iphone12ともなると、安くても8万程度はします。価格的にも結構な違いがあるので、アクションカメラを選びたくなるわけですが、そもそもできることに差があり過ぎるので、比較的対象になりません。
アクションカメラは撮影する時にのみ使える機器。
スマホは、電話を着信できたり、インターネットブラウジング、動画撮影、音楽を聴いたりと実に様々なことが1台でできてしまう。と、考えた時に撮影のためにアクションカメラも持ち歩くのか、もしくはiphoneのみを購入して、撮影する時にパッと持ち出せるものがいいのか。
スマホは少し大きいのが欠点ですが、アクションカメラは小さくても、持ち歩きながら撮影していると、警戒する人も多いと思います。多少高くてもスマホを選んだ方が得策なんじゃないかと思います。