一番最初にやった動画編集は、もう7年前くらいになりますかね。
子供の卒業式か何かで作った記念DVDみたいなやつだったんですが、大変みんなに喜ばれました。あれから7年経って時代が変わって、今はもう誰もが当たり前に映像を作れる時代になりましたけど、映像技術は進歩したにも関わらず、未だにそれに対応するパソコンのスペックは追いついてないような気がします。
いや、価格が追いついてないとも言えます。
写真をスライドショーでやる簡単な感じの映像であれば、それほどパソコンのスペックも必要としませんけど、やはり動画に色調補正を加えたり、スロー再生なんかをやると、ある程度のスペックが無いと映像がカクつくんですね。イライラするくらいに。
パソコンでゲームやるときってそれなりにパソコンのスペック求められたりするのは知っているんですが、動画編集って実はパソコンにかなりの負担がかかってて、動作が重くなるってことを知ってる人あんまりいないんじゃないですかね。
どこまでのクオリティを求めているかでも違ってきますけど、「動画編集をやるぞ!」ってソフト買ったまではいいけど、動作が重すぎて結局、動画編集できないとならない様に注意したいものです。
動画編集に必要なパソコンのスペック
動画編集をしたい時は、さっきも言った通りどれくらいのクオリティを求めるかで違ってきますが、最初は動画を繋ぎ合わせるだけの簡単な動画でいいやって思ってても、どんどん色々なテクニックを入れたくなってきます。なので、今後も長く動画編集をやりたいのであれば、ある程度スペックの高いパソコンを購入するべきです。
では、逆にどのくらいのスペックだと動かないの?ってなるんですけど、私のパソコンの例でお話してみます。だいぶ前に購入したパソコンですが、動画編集をやらない分には今でも快適に動くスペックです。officeが入っていますが、全然問題ありません。
core i5でRAM4gbあれば、ネットサーフィンしたり、エクセルで何か表を作ったりする分には全然問題ないですね。SSDも積んでいるので、起動も結構早いです。
しかし、この程度のスペックでは、動画編集をする分には役不足です。このパソコンに例えば、powerdirectorを入れても動作はしますが、読み込みにかなり時間がかかります。時間がかかってもしょうがないと、あえて低スペックなパソコンで挑む方いますが、ストレスになるのでやめた方が無難です。
で、中古に視野に入れた場合のスペックは以下の通り。
これくらいあれば、動画編集ではある程度の動画は快適に動作すると思います。core i5と言ってもスペックにかなりの開きがあるので、一概にこれなら大丈夫とは言えません。ただ、mouseというパソコンを販売している会社でも、動画編集におススメしているパソコンは今、現在core i5でも高額なものが多い。以上のことを考えると、core i5なら最近の世代に限定した中古パソコン選びをおススメします。
また、グラフィックボードも今はGT3000番代が出てきます。僕自身のパソコンが1000番台のグラフィックボードでまだ動画編集できていますが、おそらく今後4Kが当たり前になってくることを考えると、古いグラフィックボードでは動かなくなる、またソフト側が推奨しない時代になってくるんではないでしょうか?
2024年今人気の動画編集パソコン
これは今売れているパソコンの中から、僕が独断と偏見で今買いたいノートパソコンを基準に選んでみました。また、選ぶ際には縛りを入れています。
- メモリ 16GB 以上
- SSD搭載 516GB以上
- グラフィックボード NIDIA 1650 MAXQ以上
最近グラフィックボードのついてるパソコンはほとんど、このスペックをクリアしています。4k、8kの動画編集をしたいのであれば、メモリ32GB、SSD1TBなどスペックをあげてもいいと思います。
1位 MSI RTX4050最強スペックパソコン
2位 コスパ最強 ASUS ノートパソコン
3位 Lenovo
実際に僕が購入したパソコンはMSI
動画編集ソフトを入れてもビクともしないパソコンを低予算で買うことを目標に、パソコンと動画編集については調べまくりました。
同じ価格で見てもデスクトップとノートパソコンでは性能的にはかなりの開きが出てしまいますが、間違いなく外出先で動画編集する必要性が出てくることから、今回はノートパソコンに限って購入することにしました。
で、実際に僕が購入したパソコンはこちらです。
MSI MSI ゲーミングノート GF63 Thin GF63-10SCXR-050JP
スペックは以下です。
- Windows 10 Home
- インテル® Core™ i7-10750H
- NVIDIA® GeForce GTX™ 1650 Ti Max-Q デザイン/GTX 1650 Max-Q デザイン
- 15.6インチ、フルHD(1,920×1,080)
- SSD 250GB
- 薄さ21.7mm、軽さ1.86Kg
最高スペックとは言えませんが、ミドルスペックとまでは言えるのではないでしょうか。グラフィックボードもランク的は結構下位の方かと思います。
ただ、過去のレビューや実際に動画編集をやっている方のコメントを調べまくり、このくらいのスペックであれば、大丈夫だろうという予想で思い切って買いました。正直予算があれば、メモリ32GB、SSD1TBくらいのパソコンが欲しかったんですが、残念ながらそれは予算の関係上無理でした。
しかし、実際に動画編集ソフトdavinci resolveを入れてみても軽快に動くことを確認しています。
追記 FHDの解像度くらいの動画編集程度なら大丈夫ですが、4Kになるとこのスペックでは少し厳しくなります。また、文字のアニメーションなどを入れようとすると、プレビューにカクツキが見られました。
10年前のパソコンにpowerdirectorを入れてみた
windows7でサポートが終了してしまったHP社のノートパソコンにpowerdirector 365を入れてみました。
10年前のパソコンのため、起動すらできないんじゃないかと思いましたが、全く問題なく動作しました。しかも、プレビュー時カクツキもそれほど感じないように思います。今メインで使っているパソコンよりも動画編集に関してはやりやすい様に感じています。
また、動画を読み込む時間も結構スペックが影響してきます。スペックが低いとある程度の尺の長い動画を読み込むのも時間がかかります。
では、実際にpowerdirectorをインストールしてみた10年前のパソコンのスペックを紹介します。
- windows10home アップグレードしました。
- intel core i7
- cpu 1.6Ghz
- メモリ 8g 64ビットオペレーティングシステム
このパソコンにインストールしてもある程度動作するのは、メモリが8gというのも、影響しているのかもしれません。ちなみにSSDなどは装備されていません。
また、動画編集ソフトをインストールするのであれば、powerdirectorよりもEaseUS Video Editorの方が軽快に動くかもしれません。
MSIのパソコンにdavinci resolveをインストールしてみた。
当初、新しく購入したパソコンにはpremire proをインストールする予定でした。しかし、davinci resolveが無料であるにも関わらず、カラーグレーティングまでできる高機能動画編集であることを知り、davinci resolveに切り替えてインストールしてみました。
無料ですが、問題なく動作しています。しかも驚くのが前のパソコンでは動画の色の補正を行おうものなら、プレビューがカクつき始め、パソコンがフリーズすることも多かったのですが、MSIのパソコンでは、どの機能でも問題なく編集できています。(ただ、MSIのパソコンだけではないと思いますが、davinci resolveを動かすとファンが物凄い勢いで回り始めます。)
最近になって、テキストにアニメーションを入れると、プレビューがカクつき、動作も重くなり始めました。メモリ16GBはここら辺が限界かもしれません。やはり動画編集をするときはスペックはできるだけ良くしておくべきだと思います。
スマホで動画編集する場合のスペック
以前youtubeで見たプロモーションビデオを見てから、個人でもここまでの映像が撮れるようになったのか!と、度肝を抜かれた動画があります。まずは、それをご覧ください。
どうでしたか?編集者の腕もありますが、自分でも実際にやってみて、これに近いものができました。osmo mobileというジンバルを購入して。あのヌルっとした映像が撮れた。までは、良かったのですが、私の悪い癖というか、ほんのちょっと気になる点が出てきたのです。
この映像を見てみると望遠のボケが出ていないことが分かりますよね?。別にそこまでこだわらなくてもいいじゃんって話なんですが、やっぱりやるとハマるんですよ。
まぁ、そこまでこだわらなくても良いのであれば、今のスマホでも動画編集もかなりサクサク動きます。(ただ、今のスマホでもメモリには気をつけてください。4GBだと厳しいかも)
実際に動画編集しているスマホのスペック
簡単な動画を編集するのであれば、スマホで撮影してスマホアプリで編集しても何ら問題ありません。実際に僕の場合は、iphone13にinshotというアプリを入れて動画を作っています。フリーズもないですし、カクツキも今のところは見られません。
スマホは写真を撮ってすぐに編集できるというメリットもあるので、動画編集するならある程度のスペックを要しそうですが、今のスマホでメモリが4Gあれば大抵のスマホは問題なく動画編集できるのではないでしょうか。(iphoneはメモリが4GBがほとんどですが、androidの場合はCPUがスマホによって違うので4GBならCPUの性能を見た方がいいです)
最近ではアンドロイド用スマホを動画編集用に、iphoneを常時所有するという複数持ちしている人が非常に増えたと思います。
動画編集に適した最近のミドルスペックスマホ
最近は3~5万程度のミドルスペックのスマホをメーカーも力を入れるようになってきました。売れやすいというのもあります。動画編集という観点から見ても、やはり1万前後で買えるスマホでは現段階でもスペック不足です。
先程も言いましたが、メモリ以上が今はスタンダードになります。
撮影機材はスマホ、もしくはカメラがいいのか?
スマホでもこだわらなければ、良い映像は撮れるのですが、動画編集をした場合、1万円台のスマホでは残念ながらあまり映像を撮るのに適していないカメラと言わざる負えません。(Amazonでは1万代のスマホがたくさん売られていますが、価格が安いものはCPUの性能が落ちるということを頭に入れておいてください)
また、ある程度値の張るスマホは、カメラ性能が格段に良くなっています。
例えば、iphoneなんかで動画を撮ってみると分かるのですが、まず映像の明るさがまるで違うこと、そして、ピントが合うのも早いです。1万台のスマホで映像を撮ると、映像も暗く、ピントも合わなくなることが結構あるので注意が必要です。
つまり、スマホ一つでyoutubeなどをやるのであれば、ある程度高スペックのスマホをおすすめします。また、基本的にスマホはスペックによって価格差が違ってきますので、購入する前は価格.comなどで平均的な価格を見ておいてください。
ただ、ほんとにクオリティの高い映像を求めるなら、やはり一眼レフや小型カメラを購入することを検討した方が良いです。例えば、小型カメラであれば、Go Pro Hero8やGo pro maxなど。Go proシリーズは前々からVlogを撮影するためのカメラとして有名でしたが、ここ最近更に注目されるようになりました。
一つは防水機能です。外での撮影となると、当然天候も気にする必要があるのですが、この2つのカメラは防水機能がついているので、水の中までも撮影可能です。
そして特にMaxの方は手ぶれ補正がかなり強力です。バイクや自転車での撮影でもしっかりとブレずに水平を保ちながらの撮影が可能です。
アクションカメラは高額なイメージがありますが、最近は安くても性能の良いアクションカメラが出てきました。その一つがfimi palmです。2万円前後という価格帯で買えるにも関わらず、映像の質、ジンバルの効き具合は素晴らしいです。ただ、夜の撮影になると少しノイズが増えます。
動画編集をするなら、パソコンとスマホどちらがいい?
これは間違いなくパソコンです。スマホだとやはり画面が小さいし、編集もマウスを使うわけじゃないので、あんまり、細かい作業ができません。(例えば、映像から人物だけを抜き出すみたいな)
しかし、パソコンの場合は、やはり予算がかかるということを考えておかなければなりません。ある程度スペックが無いと、ソフトの起動すらおぼつかないということもあるので、気をつけてください。また、パソコンを購入する場合は、カメラも買わなければいけないというダブルパンチに見舞われます(笑)
私ならパソコンを買いますが、スマホであれば今は誰もが持っている時代です。動画編集の為にスマホを買い替えるというのも悪くないかも知れません。
ただ、スマホの場合は動画編集は最小限、望遠の効いた動画が撮れないということをお忘れなく。