もう7年も前から配信している高須幹弥先生のyoutubeチャンネル。
アプリを開くと一番上に以下の動画が飛び込んできました。
緊急事態ということで、高須先生が動画をアップしているのですが、そこでgoogleからの通知が届いていることを報告しています。
要点をまとめると、収益化が無効になるという通知が届いたよと。その原因と対応策も一緒に書かれていたということです。
- 大部分の動画が収益化ポリシーに準拠していない。
- 収益化ポリシーに準拠していない動画に修正、削除を加えること。
- チャンネル内の動画を修正、削除したら4月12日以降に再申請すること。
googleは広告収入が得られるアドセンスを長く運営してきています。その中で高須先生のように突如として収入がストップしたブロガーも今までいたわけですが、youtubeでも同じ状況が起きることが分かりましたね。googleがすごいのは、この姿勢が昔から全くぶれてない。ダメなものには猶予を与えないんですよね。
高須先生ってyoutubeはあくまで副業なわけですが、これ専業でやってる人がなったら大変ですよね。ということで、高須先生にきたgoogleから来た通知とやらを元に、突然収入を失わないためには、どう対処していったら良いのか?を深く考えてみたいと思います。
大部分の動画が収益化ポリシーに準拠していない。
高須先生自身が言っている通り、確かに収益化ポリシーにそぐわない動画はあげていたようです。フェイスリフト、豊胸手術などの手術動画は出血が見れてしまう動画なので、そもそも広告がつかず、18歳未満は見れない動画だったと。
ただ、それだけではなく恋愛をネタにした動画など、普通に広告がついていた動画もあったので、高須先生自身も、広告はつかないけれども削除まではされていなかったので安心していたのかもしれません。
そもそも高須先生が動画内で語っている収益化ポリシーとはなんぞや?っていう話なんですが、googleは動画に広告を掲載して収益を得たいなら、この収益化ポリシーに従ってくださいと言っています。その中で判断される指針を以下のように書いています。
不適切な表現
暴力
アダルト コンテンツ
有害または危険な行為
差別的なコンテンツ
炎上目的、侮辱的
危険ドラッグや薬物に関連するコンテンツ
タバコに関連するコンテンツ
銃器に関連するコンテンツ
物議を醸す問題やデリケートな事象
ファミリー コンテンツに含まれる成人向けのテーマ
細かくは、広告に適したコンテンツのガイドラインというページのリンクを辿っていって欲しいのですが、自分が配信した動画の中に以上の要素のどれかが引っ掛かってくると、「広告表示なし / 制限あり」になります。(動画にこの表示がつくと広告がつきません)
それで今回の高須先生の場合は、大部分の動画がこのガイドラインの内容に引っ掛かってきているから、一度全ての動画の収益をストップしますよ、という話です。それで、高須先生はこれらの動画の大部分の何が原因なのか?を分析しているわけですが、おそらくここ最近立て続けに連投していたコロナウィルス関連の動画が原因なんではないか?とおっしゃっています。これが
物議を醸す問題やデリケートな事象
に抵触するんじゃないか?ということです。コメントでもコロナ関連じゃないか?と言っている人がいますね。ただ、このコロナウィルスに関しては、googleでは以下の様に対策を講じていると書いています。
[2020 年 3 月 16 日] 新型コロナウイルス(COVID-19)関連コンテンツの収益化: COVID-19 を主題としたコンテンツや COVID-19 に言及するコンテンツを、より多くのクリエイターやニュース組織が収益化できるようにしました。お持ちのチャンネルでこの変更が有効になったクリエイターは、YouTube Studio に通知が表示されます。通常の動画と同様、コンテンツは広告掲載に適したコンテンツのガイドラインとコミュニティ ガイドラインに準拠している必要があります。
ここ最近高須先生は、コロナウィルス関連の動画を連投していたわけですが、これらの動画には最初から広告がつかなかったそうです。
僕が思うに、広告が付かない動画の数が一定の割合を超えてしまったのでは?と思っています。そのラインを超えると、AIによって自動で通知が送られてくるのではないかと予想しました。
つまり、広告が付かなくても良いのではなくて、広告が付かないような動画はできるだけ出さない。googleも利益を追求する会社です。広告がつかない動画は、サーバーに負担をかけるお荷物。と、考えている可能性って十分ありますよね?
高須先生への通知は、広告がつかない動画の比率を下げるためのgoogleの対策の一つじゃないか?と思っています。
収益化ポリシーに準拠していない動画に修正、削除を加えること。
高須先生は7年にも渡って動画を配信していたため、修正するにしてもかなり大変なんだと思います。
で、問題なのがgoogleからの通知には、どの動画がダメという指摘が一切されていない。つまり、配信者からするとどの動画を修正すべきかもはっきりと分からないところです。google側からしてみれば、問題ある動画のタイトル名を挙げることなど、AIでやっているのであれば、難しいことではないはず。
しかし、それをgoogleはやらない。一つ意図するところがあるとすれば、きちんと配信者自身に考えてもらうこと、それができないのであれば、配信者の資格がないんだよということを暗に示しているんじゃないかと思います。
チャンネル内の動画を修正、削除したら4月12日以降に再申請すること。
通知にはこう書いてあったらしいのですが、高須先生が動画をアップロードした日が3月16日。再申請できるのが4月12日以降。
再申請するまでに一か月あることを考えると、再申請してそれが認められるまでは収益を得ることができない。つまり、無収入になります。
これからyoutubeをやる人に良く考えて欲しいのですが、こういったことというのは、結構他のyoutuberにも起こっています。youtubeは大金を稼ぐ夢のある職業とか言われていますが、こういったリスクがあることも忘れないことですね。
youtubeをやるということは、事業家でもあるということです。自分のリスクは自分で負わないといけない。どんな言い訳があるとしても、googleはルールに違反すればもちろんのこと、グレーゾーンだったとしても今は良くても高須先生のケースの様に、突然、収入がゼロになる危険性もあるということも考えておくべきです。
高須幹弥先生は今後youtubeでどうするべきなのか?
高須先生は、引っ掛かる動画を削除して広告をつけていくべきか、それとも広告をつけないで無収入でyoutubeをやっていくべき?かを悩み、最終的に無収入でyoutubeをやっていくことを選んだみたいです。
高須先生は、動画を見てくれているユーザーのために、あえて広告をつけないという方向性を選んだようです。この判断は本当に素晴らしいですよね。
しかし、あくまで僕の考えでは、
広告収入を得る方向性で行くべきだと思います。
先ほども言ったとおり、googleは利益を追求します。広告がつかないでサーバーに負担をかけるだけの動画をいつまでもgoogleは保有しておくでしょうか?youtuber成り立てならまだしも高須先生の場合は、すでに登録者が16万人がいます。
月に50万もの収益があるということをご自身でおっしゃっているので、それなりに再生数もあり、すでにある程度ユーザーに影響を及ぼすようなインフルエンサーですね。googleとしても広告がつくような動画づくりをして欲しいという思惑も透けて見えるわけです。
たとえ無収入となったとしても、高須先生は本業があるので構わないのかもしれませんが、動画を残しておくと、今後グレーゾーンだと思っていた動画が突然削除されて警告1回目のペナルティを受けないとも限りません。
先生はとてもyoutubeが好きなようなので、広告収入を得られるようにチャンネル作りをしていくべきなのではないでしょうか?