撮影で大失敗してもダヴィンチリゾルブなら見れるまで修正できる。

撮影で大失敗してもダヴィンチリゾルブなら見れるまで修正できる。

先日、新潟県の石船神社を撮ってきました。

村上市のパワースポットと言われているんですが、神社って結構山に囲まれてることが多いと思うんですが、ここは緩やかな階段を登ると漁港が見渡せるんです。

入口にはすぐに鳥居がそびえ立っているんですが、周りは高い樹木が並んでいるために、カメラを向けるとかなり暗めに映ります。

ここで、一つ大きなミスをしてしまいました。

太陽がまぶしくて、液晶が見えづらいんだと決めつけてしまって、録画したデータのチェックをしなかったんですよね。普通は録画したものは必ず現場でチェックしておかしなところが無いか?をするもんなんですが、この作業を怠りました。

そして、帰ってきて映像をチェックしてびっくり。

あまりにも暗すぎます。幸い、笹川流れについては太陽の下、明るいところで撮っているので大丈夫だったんですが、石船神社については映像も暗いし、ノイズもひどい。

これ、どうしようか?と思ったところで、カラーグレーディングを得意とするダヴィンチリゾルブという動画編集ソフトがあることを思い出したんですよね。

無料だからといって侮れないダヴィンチリゾルブ

ダヴィンチリゾルブだったら、細かい色調整である程度まで見れる映像にできるんじゃないか?と考えました。powerdirectorはcolordirectorという色調整のできる別ソフトがついてるんですが、再生すると映像がカクつきます。

powerdirectorは動画編集初心者向けと言われていて、メーカーが推奨するパソコンも低かったので、powerdirectorが一番軽快に動くんだという先入観がありました。しかし、ある程度のスペックはあると思われる僕のパソコンでも、それほど軽く動くという印象はありませんでした。一応僕のパソコンスペックです。

  • Core i7-10750H プロセッサー
  • GeForce GTX 1650
  • メモリ16G
  • SSD250GB

powerdirectorでこの程度ならpremireproとかダヴィンチリゾルブなんかをインストールしたらほとんど動かないんじゃないか?という恐れがあったんですが、それは杞憂に終わりました。

ダヴィンチリゾルブを実際にインストールしてみると、まったくストレスがなく軽快に動くんです。powerdirectorでは、動画を読みこむ際ファンが物凄い大きい音を立て始めるんですが、ダヴィンチリゾルブではそれもない。。。編集については、いくら映像をカットしてももたつきがありません。

ですが、気になるのはカラーグレーディングです。

powerdirectorでも少し動画の色調整をすると、パソコンに物凄い負担がかかっているかのように動作がもたつき始めます。ダヴィンチリゾルブはかなり細かい調整ができると聞いていたので、もしかしたらかなりの負荷がかかって動かなくなるんじゃないかと思っていたわけです。で、実際に自分で撮影した映像を修正してみました。

一応物が認識できるまでは修正できましたが、修正しなければ暗くて何がなんだか分からないような映像でした。また、明るくしすぎると、ノイズがひどくなるため、ここら辺が僕ができる限界でした。(ダヴィンチリゾルブのモーションエフェクトでノイズ除去はやっています)

で、同日に撮ったのがこちらの笹川流れの映像には、ダヴィンチリゾルブのカラーでLUTを当てただけです。ただ、それだけなんですが、劇的に映像の色合いが良くなりました。少し自然な色とはかけ離れている気がしますが、非日常感も出したかったので、このくらいなら良いのではないでしょうか。

ダヴィンチリゾルブの使用感

無料にもかかわらず素晴らしいソフトだと思います。どうやって収益を上げているのか?気になるところです。というのは、収益が無いと、今後のアップデートなどがきちんとできるのだろうか?という不安があるからです。せっかく使えるようになったのに、結局無料では継続できないとやめていったサービスは今まで幾度となく見てきたので。

ただ、ダヴィンチリゾルブはその点については大丈夫なんじゃないかと思います。無料で何年も運営してきた実績があるからです。また、ダヴィンチリゾルブは有料でも販売しているので、まったく収入源が無いわけでもなさそうです。

じゃあ、ダヴィンチリゾルブを使えばいいじゃん。無料なんだから。

と、思うわけですが、そうとも言い切れません。

まず、あまりにも高機能過ぎて使いきれないということが一点あります。powerdirectorを使いこんできた僕でさえ、ダヴィンチリゾルブは扱いが難しいソフトかと思います。上記の動画ですが、簡単なカット編集、そして出力するまで5時間近くかかりました。動画編集をやったことがあるからダヴィンチリゾルブも使えるとは考えない方がいいです。

結局、このダヴィンチリゾルブを利用するために、4000円近くするマニュアル本を買わなければいけない状態となりました。(本を買うかどうかは、本人の自由となります)そうでもしないとまったく扱えないソフトですね。僕にとっては。ただ、高機能過ぎると書きましたが、これを使いこなせるようになった時には、すごい映像ができそうです。映像制作のプロが扱っているくらいのソフトですから。

あと、このソフトはやはり調べてみると、グラフィックボードがついてないとまともに動かないですね。一応僕のパソコンにはついてるので軽快に動いたようです。

グラフィックボードがついてないパソコンでしたらpowerdirectorを使った方が断然良さそうです。