卒業式に贈りたいDVDをpowerdirectorで制作

卒業式に贈りたいDVDをpowerdirectorで制作
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今年の2月に始まったコロナの猛威。

送別会で祝賀会などの催しもののほとんどが中止になったと耳にしました。

そして、11月くらいから始まった第3波と呼ばれるコロナは過去最高の感染者数になり、今のこの時期から祝賀会などのキャンセルが増えているらしいです。そして、それに合わせるかの様に、

動画制作の依頼やアクセスが増えました。

催し物ができないのは仕方が無いにしても、何か卒業生に残してやりたいということでDVD制作を考える人たちが増えたんでしょう。ということで、今回はこれから迎える卒業式に向けて映像を制作する人の為の記事を書きたいと思います。

DVD制作は誰にでもできる。

卒業式の学年を代表してDVDを作るという機会はそうあるわけではありませんが、自分の子供だけを映してDVDにまとめて親戚に配るくらいなら結構ありますよね。ただ、いざやろうと思ってもどうやったら良いのか?何を準備したら良いのか?分からない人も多いと思います。

そこで、まず最初に考えたいのが、映像のクオリティと配る範囲です。

自分の家だけで見る場合

映像にそれほどこだわる必要が無い、また動画をDVDで焼く必要が無い場合はスマホ1台あればいいと思います。最近のスマホはとても綺麗に撮れますし、動画編集アプリもたくさんあります。(アプリは有料のものが多い)むしろ、それで面白さを感じたら機材にお金をかけていくことを検討してみてはどうでしょうか。

親族や知人に映像を見てもらいたい場合。

孫の映像を祖父、祖母に大きいテレビで見てもらいたい場合があると思います。その場合は撮影機材はスマホでも構わないのですが、編集ソフトとDVDに焼くためのオーサリングソフトが必要になってきます。

無料のものもあるのですが、色々制約も多いため、1か月限定でpowerdirector購入するのもありです。1か月使えて2000円弱。ただ、1年だと8000円弱と割引になるので、これからも何度も動画を作る予定があるなら1年単位で買った方が良いです。

また、davinci resolveは無料で使える編集ソフトですが、これから覚える必要があり、納期までの時間が無い人は導入はやめておいた方が無難です。

自分の家で見るのとは違い、ある程度映像にはクオリティがあった方が良いです。クオリティといっても編集の際の技術よりも撮影に気を付けるだけで映像のクオリティは格段に上がると思います。

  • 映像に極端なブレが無いようにする。
  • 表情が見えるようにする。
  • あらゆる方向から撮影する。

映像に極端なブレが無いようにする。

最近のスマホだと手振れ補正が効くようになっているので、ある程度ブレを抑えることができるようになりました。ただ完全では無いので、スマホで撮るのも三脚やジンバルを用意しておくと良いです。

表情が見えるようにする。

スマホはズームがあまり効きません。これはスマホ本体の構造上の問題なので、今後もズーム倍率がそれほど進化するとは思えません。スマホのデジタルズームを使えば結構寄れるようにはなりましたが、デジタルズームを使うと極端に映像が劣化するので、あまり使いたくないところです。

なので、スマホでの撮影の場合はできるだけ、被写体に寄る必要があります。

あらゆる方向から撮影する。

これもやってしまいがちなんですが、三脚を立てて撮りっぱなしにしてしまう場合があります。できた映像がなんか退屈に感じてしまうのは、これが原因だったりする場合が多いです。同じ場面でも三脚を移動して角度を変えて、あとで編集で細かく繋いでやるだけで映像のクオリティが上がります。

団体や催し物を代表して映像を作る場合(無償)

ほとんどがボランティアとなります。予算が無いので利益無しで作らざる負えない場合は、できた映像にクオリティを求められるわけではないので、スマホ一つで作ったとしても、文句を言われるわけではありません。

しかし、その映像を見る人が多ければ、ある程度クオリティの高い映像を作りたいと思う気持ちが出てくると思います。すると、手持ちでお金を出して機材を揃える必要がでてくるわけです。

お金をかけてもそれをビジネスにして取り戻せるか?と考えると、人によりますがその機会はほとんどないでしょう。と、考えると揃える機材も最初は必要最小限のものにした方が良いです。

では、スマホで撮影する場合と、一眼レフなどのカメラでやる場合の準備するものを考えてみましょう。

スマホでの撮影で揃えるもの

  • 手振れ補正の効くスマホ(ミドルスペックが望ましい)
  • スマホジンバル(あると尚良し)
  • 編集ソフトはスマホアプリでも可能
  • ※DVDにするならパソコンが必要

ミドルスペックが妥当です。1万円台のスマホでも撮影できないことはないですが、価格を抑えている分、確実カメラの性能も落ちます。ピントが合いづらいカメラだと動画撮影では致命的です。

ジンバルがあると、ヌルっとした感じの映像を撮影することができます。なくても大丈夫ですが、あればとても映像のクオリティが格段に上がります。

一眼レフなどでの撮影

  • 一眼レフ(価格帯は様々)
  • ジンバル
  • パソコン
  • powerdirectorなどの編集ソフト
created by Rinker
16mm-50mmの標準ズームレンズ、55mm-210mmの望遠ズームレンズのセット

スマホに比べるとズームも効くし、動画でも背景ボケができるので、映像のクオリティが格段に上がります。しかし、本体だけでなくレンズも高いのでよく考えながら購入する必要があります。

動画の編集はスマホだとキツくなってくるので、パソコンでやることを視野に入れなければいけないですが、動画編集する場合はグラフィックボードがついているパソコンを選択する必要があります。ゲーミングパソコンと検索すると出てきます。

また、ここまでくると投資金額も結構高くなってきて、動画編集に本格的にやる人も出てくるでしょう。動画編集はメモリ最低でも16GB で32GBまで拡張できるパソコンを選択した方が良いですね。

一眼レフも手振れ補正が効く機種はあるのですが、残念ながらまだまだです。なのでジンバルが必要となります。ある程度の重量に耐えられるジンバルはやはり高いです。

作った映像はできればDVDに残すべき

作った映像をスマホで送信してもらうのと、DVDとしてもらうのでは、もらった人がどう感じるか?なんですが、やはりDVDとしてもらった方が嬉しいと思います。

DVDの場合テレビの大画面で見れますし、数年後にまた見て懐かしんでもらうことができます。スマホで映像を送っても、数年後にその映像が残っているか?と言われれば微妙ですよね。

また、今はAVCHD対応しているDVDデッキが普及してきました。(ブルーレイが見れるデッキはほとんど対応しています。)昔のデッキだとDVDに焼くためにはmpeg-2形式にしなければならず、かなり画質が落ちたのですが、AVCHDであれば驚くほど映像が綺麗です。

人に見せるものじゃなくても、DVDにして残せばいつかまた見返すことができます。作ったらできればDVDとして残すことを考えておきましょう。

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