バッファロー BRXL-PTV6U3-BKA USB3.2(Gen1)のレビュー。動画データのバックアップについて

バッファロー BRXL-PTV6U3-BKA USB3.2(Gen1)のレビュー。動画データのバックアップについて

最近では、スマホでも動画や写真を撮り貯める人が増えてきたようです。

僕なんかだと、また撮ればいいやみたいな感覚でどんどんデータを消しちゃうんですが、若い世代の人達なんかは、その瞬間の自分をずっと残しておきたいって感覚なんでしょうか。とにかく写真は消さないみたいですね。

なので、ストレージの大きいスマホを買ったりしている。前なら128GBもあれば結構データを取っておける感覚があったんですが、今は動画も4Kが当たり前に撮れる時代になっているので、あっという間にスマホのストレージを圧迫してしまいます。

じゃあ、そういった溜まっていくデータをどの様にすれば良いのか?

今なら外付けSSDやパソコンに残しておくという方法が一般的です。ただ、容量が一杯になる度にSSDやパソコンを買い替えるわけにもいきません。いずれも安いわけじゃないし。そこで、僕は、

あまり見ることは無いけど、将来的に見るだろうという映像データは全てブルーレイにバックアップを取ることにしました。

最近購入した、外付けブルーレイドライブです。

結果的には今物凄い活用しているんですが、本当に良い買い物だったか?と言われると少し悩む部分があるんですよね。最近、何故かブルーレイドライブが少ないのか、中古価格が高くなっています。安いとも言えないような価格になっているので、このブルーレイを購入することによって生じるメリット、デメリットを説明していきたいと思います。

メディアも安いし買い替えの必要が無くなる

僕はこのブルーレイレコーダーを購入した一番の理由は今のメディアの価格にあります。

まずはSSDとブルーレイメディアの価格を比べてみましょう。

SSD単体にデータを書き込みできるものと、1枚に25GBまでしか書き込みできないメディアなので、単純に比較することができないんですが、約1TBのデータの書き込みに金額的にはかなりの差が出てきます。SSDも価格の変動が激しいですが、メディアが今ではかなり安くなってきています。

1TBのSSDを購入したとして、買い替えが1万円以上かかるのに対して、ブルーレイメディアであれば、まとめ買いでも2000円程度。SSDは一つ一つが高価なので、データが満杯になるとデータを削除していって空きを作る人も多いと思うんですが、ブルーレイメディアなら、1枚が安いんでデータを消さなくても、1枚買ってデータを移行すればいいと思う人も多いでしょう。

あと、SSDって衝撃に弱い。

落下させて、データがパーになる可能性も無いとも言えません。しかし、ブルーレイメディアなら、あまり落下させるシチュエーションも無い上、かなり強い衝撃じゃない限り、割れないのであえてブルーレイディスクを選択する人もいるようです。

書き込みの速度が異常に遅い

僕の場合、購入する前にレビューを結構見てから購入を考えるんですが、それでも使ってみないと分からないということは結構あります。

まず、このブルーレイドライブを買って、最初にびっくりしたのが、

書き込みの速度。メディアによってはブルーレイなら6倍速になるのですが、それを知らなかった僕は安い2倍速までのBD-Rを購入。

で、実際に書き込みをスタートさせたら、20GB程度のデータの書き込みに3時間~かかっていました。おそらく外付けSSDへのデータ移行なら30分程度で終わるはずです。2倍速なので仕方無いんですが、今のブルーレイメディアでは6倍速が限界なようです。

また、これは機種によって違うのですが、ブルーレイへの書き込み機能は搭載されているものの、ブルーレイの再生機能まで付いているドライブは多くありません。再生機能がついているドライブは価格が少々高くなります。

ブルーレイの再生まで考えているのであれば、テレビに接続するブルーレイレコーダーの購入を検討した方がいいのかもしれません。

USBでパソコンに繋ぐのが面倒

実際にBUFFALOのブルーレイドライブを購入してみて分かったのですが、この機種のUSBコードが結構硬いです。コードは短いんですが、曲がりにくいので、パソコンを置いているテーブルが小さいと置き場所に困ります。

また、USBの差し込む時に硬さを感じます。差し込みづらい上に抜きにくい。ここらへんはBUFFALOメーカーさんの改善の余地が必要かと思います。

書き込み中はウィンドウをタスクバーに収納できない

書き込みする際に書き込み速度などを設定できるウィンドウが出てくるわけですが、これがタスクバーに収納できないんですよね。これが非常に邪魔でブルーレイディスクに書き込みながら、他の事をやる時に妨げになります。

ただ、これもwindows10なら新たにデスクトップを作ってしまえば解決します。

powerdirectorで書き込みする場合、以下画像のウィンドウが出てきます。書き込みが終わるまで閉じることができないので、次の作業の邪魔になります。そこで、

以下タスクバーの赤枠部分をクリックして、新しいデスクトップを作ることで、書き込みしながら別の作業ができます。

今はブルーレイディスクも安くなっているので、増えていくデータはどんどんブルーレイに移行していけばいいわけですが、もう少し書き込み速度が早ければ物凄い重宝できるのになぁとも思います。

データって動画の容量がかなり大きくて、写真だと枚数が少ない場合、それほど容量を圧迫しません。映像を撮らない人には必要の無い機器とも言えるかもしれません。そういった人はむしろ外付けSSDを購入した方が良いですね。