imovieとyoutubeショートムービーベータ版との違い

imovieとyoutubeショートムービーベータ版との違い

iphoneを購入すれば誰でも利用できるようになるimovie。

youtubeのアカウントを作成すれば誰でも利用にできる様になるショートベータ版。

どちらも動画の編集ができるわけですが、使ってみると結構違いがありました。その違いを記事にしてみたいと思います。

※youtubeアプリのショート動画 ベータ版について

最近追加された機能の様です。youtube通常版はアップロードできる時間に制約がありませんが、ショートベータ版は15秒までしかアップロードできません。ここで紹介しているのは、ショートベータ版となります。

使用方法での違い

imovieはアプリで動作するわけですが、youtubeショートムービーはyoutubeのアプリの中で動作します。どちらも同じ動画編集ソフトなんですが、中身はまるで違います。

アプリなので、スマホのスペックにどちらも依存しますが、imovieはログインする必要がありません。なので、アカウントを作成する必要がありません。一方、youtubeの場合は、アカウントを作成してログイン状態にしている必要があります。つまり、動画を作ったら即youtubeにアップロードできる仕様になっています。

youtubeにおいては色々な面で有利になる一方、作成した動画を他のアプリにはアップロードできないというデメリットも存在します。imovieの場合は、作成した動画は写真アプリなどに保存される事になるので、その動画は他のサイトへのアップロードも可能です。細かい機能の違いは多くありますが、youtubeアプリは多機能ではなく簡易的な動画編集ソフトといった感じです。

音声の切り離し

imovieは動画をタイムラインに並べる時に音声と映像の切り離しが可能です。これにより、音声を削除したり、他の場面に別の音声を持ってきたりできます。しかし、youtubeのショートベータ版の方では、音声の切り離しができないので、動画に入っている音声がそのまま使われることになります。

動画の入れ替え

どちらも動画の分割は可能なんですが、imovieはそれに加えて動画の入れ替えを簡単にすることができます。しかし、youtubeの場合は動画クリップの順番を入れ替える場合は、文字を入れる前の段階に戻さなければいけないという、編集ソフトとしては操作性の悪い仕上がりとなっています。

音楽の挿入

もしかしたらこの部分が一番の違いかもしれません。どちらもBGMの挿入は可能です。が、youtubeの場合、様々なアーティストの曲が無料で使え、すぐに使えるように曲名一覧が出てきます。一方、imovieの場合はBGMを他のサイトなどでダウンロードして挿入する必要があります。

有名なアーティストの曲が即動画に挿入できる仕様、一方BGMを探すところから始める仕様。こればかりはyoutubeに軍配が上がります。このアーティストの曲を挿入できる動画編集はTictokでも可能です。

自分が編集した動画に自分の好きな曲を入れて、色々な人に見てもらえる。

TicTokが伸びた理由がなんとなくお分かり頂けたと思いますが、youtubeもこのショートムービーの分野に進出してきたということです。

テキスト編集

この機能はアプリによってかなりの違いが出てくるのですが、imovieのテキスト編集だけは本当に使いづらい。まず、テキストを打ち込んでも改行ができない。そして、テキストの表示される長さの調整が動画の長さに依存します。

つまり、テキストの表示の時間を長くしたければ、そこで表示される動画の長さを調整しなければいけないんです。何故こんな仕様にしているのか分かりませんが、この機能がimovieを使うことをためらってしまう理由の一つです。

また、文字の大きさの調整は、画面上に2本指を置いてピンチすることで大きさが変化するのですが、とてもやりにくさを感じました。一方youtubeアプリの方はテキストの表示の長さを自由に変えることができる上、テキストの文字の大きさも画面右に現れるスライダーを使って簡単に調整可能です。

トランジション

imovieは動画と動画の切り替え区間にトランジションを挿入することが可能です。種類は少ないですが、ディゾルブとフェードがあれば十分でしょう。また、トランジションの長さも0.5秒、1秒、1.5秒の中から選択が可能です。

一方、youtubeの方はトラジションがありません。

フィルタ

imovieは13種類程度、youtubeの方は20種類くらいありますが、さほど違いはありません。

動画の保存

imovieは編集した動画を写真アプリに保存ができます。一方、youtubeの方はダウンロードできるボタンがありません。おそらく、youtubeの場合はアーティストの曲を挿入できる仕様であることから、ダウンロードできないようにしているのかも知れません。

つまり、youtubeの場合は作った動画はアップロードしなければならないので、他のユーザーでも見れる状態になってしまうということです。

imovieとyoutubeショートムービーベータ版との違い まとめ

どちらのアプリにもメリット、デメリットがあり、場合によっては両方を使うということも出てくるかも知れません。youtubeの場合、有名アーティストの曲が使いやすいということで、youtubeの方での動画編集を選択する人も多く出てきそうですが、残念ながらyoutubeの場合、動画時間が今のところ15秒までしかアップロードできません。(通常版は動画時間に制約はありませんが、アーティストの曲は使えません)

また、youtubeにアップロードすることで、広告収入を期待する人もいるかも知れませんが、アーティストの曲を使って動画を作った場合は広告収入を得ることができない仕組みになっています。しかし、youtubeのショート版で動画を作ってアップロードしたら、バズったりして突然、数千、数万のアクセスを呼び起こすことがあります。

それに対して、imovieはスマホの保存容量がある限り、時間に制約はありません。自分や友人たちで楽しむためなら、imovieを使った方がいいかも知れません。