直接PDFを編集できる「Light PDF」を使ってみた

直接PDFを編集できる「Light PDF」を使ってみた

ちょっと前に取引先の方に「PDFファイルを送るから、印刷して記入してから郵送で送ってくれ」と言われたんですよね。

まぁ、特に面倒な事では無いので、いざ印刷しようとしたらプリンターが壊れてる。新しいプリンターをアマゾンで探したら、プリンターの品不足で発送まで1か月、2か月かかると。

中古は嫌だし、どうしたら良いものか。と担当の人に問い合わせしたら、

「PDFなんでコンビニでコピーすれば簡単ですよ」

と、言われました。こんな方法があったんか!と、思うと同時にどんどん便利な時代になったなと痛感しました。

PDFの凄さ

数年前まではPDFが何の為にあるのか分からなかった僕。しかし、インターネットを使って仕事しているとPDFってワードが頻繁に出てきます。というのも、例えば仕事でファイルをやり取りする時あるじゃないですか?

そういう場合、以前はwordやエクセルでデータをもらう事もあったんです。しかし、そういったソフトに依存したデータのやり取りを続けていると、やっぱりいるんです。

「wordインストールされてないです」

「Excel使えません」

「バージョンが違うって出てきます」

データを送る度にこのやり取りが出てくる。それがPDFで送っちゃえば、誰でも見れるし誰でも同じように見えるファイルが送れるので、スムーズに取引が進むんですよね。

それが、このPDFの凄いところです。受け取ったPDFが誰でも見れるのは、閲覧する為のソフトは誰でも無料ダウンロードできるからですが、無料なんでその凄さに気づかずに使っている人も多いんでしょう。

ということで、プリンターを買う必要はなくなりました。あまりに枚数が必要ならプリンターを買った方が安く済むかも知れませんが、1枚2枚印刷するんだったら、セブンイレブンのネットプリントにPDF送って印刷した方がいいです。

Light PDFを使ってみた

PDFのファイルを送ってもらったら印刷して手書きで記入する。

でも、これ記入するところ多かったりすると、キーボードで打ち込んだ方が早いのにと思ったわけです。PDFからwordに変換できるソフトは結構あるものの、officeのソフトも買うとなると高い。

ということでPDFの変換、編集できるLight PDFってソフトを見つけました。

編集機能

変換まではできるソフト結構あるんですが、編集までできるソフトって中々無いんですよね。しかも日本語対応となるとかなり少ない。

使い方はボタンを押しながらやっていくと分かるので、説明書も必要無いくらいです。テキストは「テキストを追加」を押して入力。どこにでも移動できます。例えば履歴書PDFの記入部分にテキストを自由に書いていけるという使い道もあります。また、「OCR」というボタンを押して変換すれば、PDFを直接編集することが可能です。

メニューから編集を押すと、フォントの大きさ、種類、左寄せ、センタリングなどが可能。ここら辺はwordをやってる方ならすぐに使えるようになると思います。

手書きの署名

手書きでの署名などが必要な時は、「手書きの署名」ボタンを押せば、マウスがペンになり書いたものを画像化。それもどこにでも配置可能です。これは、マウスだと書きにくいので、スタイラスペンなどあった方が良いです。

ページ管理

新規のページや既存のファイルを挿入したり、回転、置換、分割などの機能があります。

コメント機能

PDFにコメントを入れることができます。例えば、PDFレポートの文章間違いにアンダーラインを引いたり、付箋を入れたり、手書きの文字を入れることができます。

フォーム

フォームを自分で作ってPDFにすることができます。この機能があれば外部への文書やアンケート用紙の作成も簡単にできるようになります。ラジオボタン、チェックボックスなどフォームを作る為の主要な機能は全てあります。

OCR

OCR機能とは、PDFをスキャンして編集、検索可能なテキストに変換する機能です。受けとったPDFを変換して、自由に文字を書きかえて、オリジナルのPDFの作成することができます。

変換機能

編集したものを(word、Excel、PPT、画像、TXT、HTML等)様々なものに変換可能です。

透かし機能

メニューボタンのツールから透かしを入れる事ができます。透かしを入れることでコピー防止に役立ちます。また、そもそもパスワードの設定すると、許可した人しか見れません。デジタルコンテンツを販売する人には重宝できる機能です。

PDF編集が今後主流になっていく訳。

こういったPDFファイルでのやり取りが何故、主流になっているのか?を考えてみました。

まず、PDF自体が軽いファイルであるということ。デバイスやソフトに関係なく、ファイルを開いた人が同じようにみれること。

そして、こういった直接編集できるPDFソフトが出てきたことによって、履歴書からアンケート、申し込み書から決裁文書までもがPDF化され、たくさんの人にやり取りされていくような未来になっていくでしょう。

というのも、デジタル庁が昨年できたじゃないですか。電子署名などのワードが出てきました。もうハンコはいらないと政治がそういう流れを作ってしまっている。

こういうPDF編集ソフトがたくさんの人に使われる時代が来ると思います。