僕は趣味や仕事を兼ねて写真や動画を多く撮るのですが、最近になってその膨大なデータの置き所に困ることが増えてきました。
写真や動画なので削除すれば問題ないんですが、これが中に子供の写真や映像なんかも入ってると中々消すことができないんですよね。しかも、一眼レフなんか扱いだすと、オートではなく自分の経験で設定を変えることが多くなります。
それにNDフィルターなんかを付けたり外したりすると、質の悪い写真や映像が多くなっていきます。修正、修復しようにも、数も多いし時間もかかるので、結局何もできずにデータだけが溜まっていくわけです。
簡単に画像を高画質化にしてくれないかな。
そう思いながら検索してたら、AIによって画像の画質を上げるソフトがあることを知りました。
HitPaw Photo Enhancerについて
画像をAIで高画質化してくれるソフトです。
画像の補正ソフトは今までもたくさんありましたが、このソフトに関してはAIによるものです。半自動といっても良いと思います。ボタンを押して結果を待つものなので、誰にでも扱えるソフトです。
HitPaw Photo Enhancerの機能
インストールすると以下の画面が出てきます。
ファイルを選択して、プレビューボタンを押すだけの簡単操作。画像のサイズがプレビュー画面に収まらない時があるので、左赤枠の＋-ボタンで画像のサイズを調整してみてください。至ってシンプルで使いやすいインターフェースかと思います。それでは、自分で撮った画像やフリー素材を使って検証してみたいと思います。
ジェネラルモデル
風景や建物、動物などに適したモードとなります。人物以外と考えた方がいいです。画像の高画質化を図ります。
デノイズモデル
通常の写真からノイズを除去するモデル。アニメの絵の最適化してくれるとのことです。
今回、iphoneをコンデジで撮ってみました。日中のカーテンを閉め切った部屋です。
シャッタースピード 1/60 F3.2 ISO1600 での撮影です。あえてノイズが出るようにしました。また、マニュアルでのフォーカスにして奥の方がボケるように撮影しています。
また、モノクロ画像だっただったものを、このソフトの「カラー化モデル」機能を使ってカラー化してからデノイズモデルを使ってノイズ除去するという組み合わせも可能です。
フェースモデル
顔の修復や古い写真を最適化してくれるようです。人物のピンボケしている写真が中々無いので、このソフトで用意されているサンプルを使ってみました。
次の写真を高画質化してみました。
ただ、かなりピンボケしている写真や被写体が結構離れている場合は、修復されにくいので注意が必要です。
カラーモデル
白黒の写真をカラー化してくれる機能なんですが、これがびっくりします。現代の画像をモノクロにしたものではなく、おそらく2,30年前の画像になるかと思うのですが、見事に色がつきました。肌の色も絶妙です。
この画像を出力したものを、デノイズモデルでノイズを除去すると、かなり綺麗な画像となります。
解像度
画像の解像度を上げると時間が結構かかるので、細部が気にならない場合は、あえて解像度を低めにして修復した方がいいです。
アクセルモード
画像処理速度を向上させてくれるみたいですが、効果に影響を与えてしまうようです。
HitPaw Photo Enhancerのまとめ
最近、Youtubeやtiktokのユーザーの増加により、動画編集のニーズが高まってきています。しかし、今は自分用に記録を残したいという方も増えてきているようです。
自分や家族の写真や映像を残して、いつの日かみんなで見て楽しむ。過去を懐かしむ時間というのは、家族にとってかけがえのないものとなります。
どれだけカメラが高性能になっても、不鮮明な写真、映りの悪い写真は出てきます。そんな時にこのソフトを使えば、簡単に記憶が鮮明によみがえるほどの綺麗な写真が出来上がるのです。
出来上がったものを家族、大切な人にプレゼントしたらきっと喜ばれることと思います。久しぶりに感動を覚えたソフトとなりました。