chat GPTが出てきてからというもの、画像を自動生成するサービスが色々なところでリリースしてきたわけですが、イラストに自動着色してくれるPetalica Paintってサービスが出てきました。
このサービスのツイッター公式アカウントには、
Petalica Paintは無料の自動線画着色Webサービスです。Preferred Networksが開発する深層学習のフレームワークChainerを使って60万枚超のイラストを学習しています。
と、書かれてるので、AIがイラストを学習したものを元に着色を反映させるサービスかと思います。今時珍しく、ユーザー登録もなしで簡単に使えるみたいなんで、是非試してみて欲しいですね。アニメ、イラスト制作の現場にいる方なんかは、今後AIによって業界がどう変わっていくのか?を考えるきっかけになるツールになるかと思います。
Petalica Paintの使い方
最初はPetalica Paintで用意されているイラストで自動着色やってみてください。着色を3パターンほど選べます。細かい設定や色合いは設定できないですが、見事に綺麗に着色してくれます。
ただ、ちょっと残念なのが自分が描いたイラストでやっても、まったく着色してくれませんでした。線画が雑というのも原因としてあるんでしょうけど、これが実際にイラスト制作の現場で実用化されるくらいの精度になったら、凄いことになりそうです。
ちなみに、テンプレートを使わずに手動で自分でおおまかに着色していくことも可能です。この動画を一度見てみてください。
着色自動生成AIの今後
このソフトが漫画やアニメーション業界を変えていく可能性はありますね。キャラクターの着色パターンをAIに覚え込ませ、100枚、200枚の原稿に一瞬にして色を着色してしまう時代もそう遠くないかもしれません。
また、過去のイラスト、参考にしたいイラストを学習して、多くのパターンを用意できたり、イラストの顔の表情から着色を変えたりすることになるのも、そう遠くはないでしょう。
色を塗るという作業工程が無くなる?可能性も無いとも言えません。まぁ、人間の手によって塗られたものとは、まったく違うんでしょうけど。そういったこだわりはもたずに、とにかく早く、効率的にって人からすれば、こういったサービスはお金を払ってでも使いたいって人は出てくると思います。