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過度な期待は禁物。AIが動画編集を劇的に変える？Filmora、PowerDirector、Premiere Pro、DaVinci ResolveのAI機能を徹底検証！

過度な期待は禁物。AIが動画編集を劇的に変える？Filmora、PowerDirector、Premiere Pro、DaVinci ResolveのAI機能を徹底検証！

動画編集ソフトに関わらず、今はどの分野にもAIに関連する機能を我先に取り入れようみたいな風潮ありますよね。

こんなん必要ある？みたいな機能でも、「AIによる」なんて説明にあれば、そのソフト自体が何か流行に乗ってるみたいな雰囲気出ますからね。AIの進歩が速くて、矢継ぎ早にどんどん機能を取り入れてくるので、一つ一つの機能はそんなに注目されるものは出てきていない、いや、出てきても気づかれてないことの方が多いような気がします。

そんな中でも、よくよく見ると今まで人間がやってた作業の時間効率を10分の1、いや100分の1くらいにしてしまう凄いAIによる機能もあります。結局、めんどくさい作業をAIが代わりに！なんて言われてしまうと興味がないとはいえない、、、

ということで、今回は動画編集ソフトのAIに関連する機能とりまとめてみました。Filmora、powerdirector、premire pro、davinci resolve。windows対応ソフト４つ。個人的に最も新機能開発に力を入れているソフトと思っています。

公式のHPから情報を拾っていますが、間違っているところや、機能はあってもAI関係ないなどもあります。本当にその機能があるのかご自身でも確かめてみてください。また、スマホアプリではできない機能も多いので注意してください。

目次

filmola

社員

動画編集ソフトの中では少しずつ頭角を現してきたソフトとも言えます。とにかく新機能の開発能力が高い。AIと名の付いた機能がどんどん発表されています。動画編集ソフトの中ではAIによる機能の数は一番に多いと思います。

PC版　Fimolaはこちら

●AI copilot・・・アルゴリズムを活用して、動画素材のコンテンツとスタイルを分析して、トランジション、エフェクトなどfilmoraからの提案により編集することで、誰にでも簡単に魅力的なコンテンツを作成するためのAI機能です。

●AI テキストベース編集・・・AIが動画内の音声を文字起こしします。様々な言語に対応し、歌声や会話を自動的に描き起こしします。

●AIサムネイルエディター・・・機械学習アルゴリズムを活用して、動画のコンテンツを分析し、サムネイルを３つ作りだす機能です。

●AI音楽エディター・・・FilmoraのAI音楽ジェネレーターは、動画を分析し、最も適した背景音楽を作り始めます。

●AI動画生成・・・テキストを動画に変換し、AIを使用してアニメーションを生成することができます。

●AIコピーライティング・・・Windows版Filmoraバージョンでは、ChatGPTでビデオスクリプトやキャプションなどを自動生成するAIコピーライティングが提供されるようになりました。

●AIスマートマスク・・・AI スマートマスク機能は背景を自動的に除去し、シーン間のスムーズなカットを実現することができます。

●AIスマートカットアウト・・・画像や動画クリップの背景を自動で削除することができます。.

●AIポートレート・・・AIポートレート機能は、動画の中の人物を簡単に検出し、ドラッグ＆クリックで簡単に背景を削除することができます。

●AI画像生成・・・ AI画像生成でテキストから画像を生成することができます。作成したい画像の説明テキストを入力し、AI技術を使って画像を生み出します。

●AIアニメーションタイトル

●AI音楽ジェネレーター・・・FilmoraのAI音楽ジェネレーターを利用すれば、著作権には心配をするがなくなります。また、AI音楽ジェネレーターが作成したものは自由に使用することが可能です。

●AIボーカルリムーバー・・・例えば、現在のボーカルを削除することなくどんな動画でも簡単にダビングすることができたり、素晴らしいサウンドトラックを維持したまま動画の雰囲気に合わないボーカルを削除できたります。

●AIオーディオストレッチ・・・FilmoraのAIボーカルリムーバーは高度なアルゴリズムを使用して、優れた品質でボーカルを分離し、オーディオの忠実性を大きく損なうことなく、効果的にボーカルをBGMから分離します。

●自動字幕起こし・・・Filmoraで自動字幕起こし機能をクリックすれば、動画内の音声を自動的に認識してテキストに変換します。

●テキスト読み上げ・・・Filmoraのテキスト読み上げ機能で、テキストファイルをナレーションに変換することができます。さらにオーディオエフェクト(ボイスチェンジャー)との組み合わせで、声を変えることができます。

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power director

社員

個人的には動画編集ソフトの中では、一番に使いやすいソフトだと思っています。AIの機能の数は多少filmoraより少ないような気がしますが、多分調べても引っ掛からない機能もあるような気がします。

PC版　Power Direcotorはこちら

●AI背景除去・・・背景をグリーンにして、編集時にクロマキー合成で背景を透明にするという必要性がなくなりました。AIである程度背景を綺麗に除去することができます。

●AIボディエフェクト・・・AIにより、動く人物にエフェクトを適用することができます。

●AIオブジェクト自動検出・・・AIが人物を検出し、輪郭を自動選択し、人物を切り抜くことができます。

●AI空置き換え

●AIモーショントラッキング

●AI画像生成

●AIステッカー作成・・・AIステッカー機能は、スタイルを選んでステッカーを作成できます。ステッカーをダウンロードすると自動的に透過したステッカーとして使うことができます。

●AIボイスチェンジャー・・・架空のキャラクター プロファイルを使用して、録音された音声を瞬時に変更することができます。

●AI音声修復アシスタント・・・音声修復アシスタントは自動的にオーディオの問題を検出して、クリックノイズ、クリップノイズ、ハムノイズ、歯擦音、破裂音などの修復を提案してくれます。

●AIオーディオノイズ除去・・・動画や録音した素材のオーディオからバックグラウンドノイズ（環境ノイズ）を除去し、聞いていてストレスのないオーディオへ品質を向上させる方法について解説していきます。

●AIスピーチ強調・・・AI 技術搭載の [スピーチ強調] 機能を使って会話音声を検出し、音量を調整することで、よりはっきりと会話音声が聞き取れるようになります。

●AIウィンド除去・・・屋外での撮影などで入りこむ風切り音を AI 技術で検出し、断続的にマイクに当たる風音を除去することで、会話や環境音をクリアにします。

●AIリバーブ除去

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premire pro

社員

AIによる機能を「ジェネレーティブAI」というものにまとめているようです。AIによる一つ一つの機能はかなり高いような感じがします。

PC版　premire proはこちら

●ジェネレーティブAI・・・テキストによるカラー調整、高度な音楽とサウンドエフェクト、美しいフォント、テキストエフェクト、グラフィック、ロゴ、強力な脚本解析およびBロール機能、クリエイティブガイド機能

文字起こしベースの編集

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davinci resolve

社員

davinci resolveはAIに関していうと、他のソフトよりもあまり力を入れているような感じを受けません。字幕も起こしもまだ、日本語対応にはなっていないようですし。davinci resolveは無料版でもほとんどの機能が使えることがウリだったのに、ＡＩ機能のほとんどは有料版にしないと使えないようです。

PC版　davince resolveはこちら

●AIによる音声テキスト化

●AIオーディオ分類

●DaVinci Neural Engine AI・・・オーディオクリップを分析して並べ替え自動で行います。

●自動字幕生成機能・・・動画を自動的に文字に起こします。文字に起こすことで、用語を検索したり、検索したところにジャンプすることもできる。

●自動文字起こし

●文字ベースの編集

動画編集機能のAI機能比較

AI機能FilmorapowerdirectorPremiere ProDaVinci Resolve
AI テキストベース編集〇×〇×
AIサムネイルエディター〇×××
AI音楽エディター〇×〇×
AI動画生成〇×〇×
AIコピーライティング〇×××
AIスマートマスク〇〇〇×
AIスマートカットアウト〇〇〇×
AIポートレート〇〇〇×
AI画像生成〇〇〇×
AIアニメーションタイトル〇×××
AI音楽ジェネレーター〇〇〇×
AIボーカルリムーバー〇〇××
AIオーディオストレッチ〇〇××
自動字幕起こし〇〇〇〇
テキスト読み上げ〇〇××
AI背景除去〇〇××
AIボディエフェクト×〇××
AIオブジェクト自動検出〇〇××
AI空置換え×〇××
AIモーショントラッキング〇〇××
AIステッカー作成×〇××
AIボイスチェンジャー×〇××
AI音声修復アシスタント×〇××
AIオーディオノイズ除去〇〇××
AIスピーチ強調〇〇××
AIウィンド除去×〇××
AIリバーブ除去〇〇××
ジェネレーティブAI〇×〇×
サウンドエフェクト××〇×
クリエイティブガイド機能××〇×
文字起こしベースの編集〇×〇×

※公式のHPからAIに関連する機能を拾いあげてみました。間違っている場合やAIが関係していない場合もありますのでご注意ください。

数ではFilmoraがAI機能に関しては断トツですが、内容を見てみると全てが必要か？と、言われれば編集する人それぞれで違うような気がします。僕的には、AI機能で絶対に必要なものとして挙げるなら、「自動字幕機能」くらいですし。

ただ、これだって字幕なんて無くたっていいだろうと考える人には、この機能すら必要ないですしね。僕は字幕が無いとその動画は見ない場合が多いです。音消して見ざる得ない時もあるんですよ。なので、AI機能がたくさんあるから、このソフトって言うんじゃなくて、やはり一つ一つの機能から動画を見るユーザーの視点からのソフト選びって重要だと思うんですよね。

動画編集ソフトAI機能まとめ

filmoraが動画編集ソフトの中でAIの新機能開発が進んでるように見えますね。ただ、数が多ければ良いわけではないし、AIよりもまずは既存機能の強化をしている動画編集ソフト（全動画編集ソフト比較ページはこちら）もあります。

AI機能が無いと絶対に困るという人はそれほどいないとは思いますが、やはりあればあったで動画編集にかかる時間はかなり短縮できます。周りが使い始めると乗り遅れないために、AI機能を使い始める人も出てくるのは理解できます。

ただ、AIに頼り切ってしまった動画は何かつまらないさを感じてしまうこともあります。youtubeでも最近、ナレーションもAI音声、アバターを使ったりする人が増えてきました。似たようなコンテンツが増えてしまうことで、動画編集で効率化できると、動画が溢れ、単価が今後低くなっていくことも予想できます。

動画編集ソフトがAI化していくのはやむを得ないにしても、それで全て良しとなるとは限らないんですよね。たくさんのAI機能があるから良いわけではない。本当に自分が動画編集する上で、必要な機能なのかを良く考えてから選択したいものです。