仕事上、インターネットは生命線とも言えるべきもの。
繋がりにくい、表示が遅いだけで仕事の効率が悪くなります。
たまたま、ルーターから離れた場所でパソコンをする必要があった時に、ネットに繋げてみたら、動画の再生がかなり遅いことに気づいたんです。そして、もっと離れてみたらどうなるんだろうと、試してみたら同じ家の中でも全く電波が届かないところがある。
電波って、壁や電化製品に影響を受けやすいので、当然環境にもよるところが大きいです。でも、ほんの数メートルくらいで快適に使えないのなら光回線を引いてる意味が無いでしょうに。
そこで、中継器を色々と調べてみたんですが、僕がまったく無知だったのがよく分かりました。
- 直接建物がつながっていない外や離れ家でWi-Fi通信をするのは、電波法違反に問われる可能性がある。
- ハイパワーを謳っている無線LANルーターも、中継器も出力10mWの上限を越えていない
電波法違反。。。
出力も抑えられてるので、おそらく電波が届くといっても、10mWと決まっているので、どの中継器も性能的にはさほど違いは無いように思います。アンテナがあるかないかで若干の差が生まれてくるんでしょうけど。
訳の分からない中継器を買って、電波法違反に問われるのも嫌なので、法的に問題ない製品を買おうとしたら、その問題に触れている製品が、ELECOMの中継器しかない。多分どの中継器も大丈夫なんでしょうけど、安全を期して離れ家モードを搭載しているELECOM WTC-C1167を買ってみました。
ELECOM WTC-C1167の設定はとても簡単。
ルーターにWPSボタンがあれば、中継器に面倒な設定をしなくても繋げることができたのですが、残念ながら今、使っているルーターにはWPSボタンはありませんでした。
なので、手動で設定することになったのですが、簡単にルーターと中継器を繋げることができました。
まずは、中継器をコンセントに接続します。電源がついたら、スマホなどを使ってSSIDを表示させます。表示されたSSIDをクリックするとパスワードが求められるので、付属の用紙のパスワードを入力。
それから、google chromeなどのブラウザを使って、検索バーに192.168.3.252と打ち込みEnter。
初期設定のログインID adminとパスワードはセットアップシートに記載されているものを入力してログインします。
wifi→検索ボタンをクリックすると、接続可能なwifiが表示されます。親機のルーターのSSIDを選択して適用を押します。
暗号化キーを求められるので入力すると、2.4GHzか5GHzのランプのどちらかが点灯します。これで初期設定は終了です。
ELECOM WTC-C1167中継器をケース別に設置してみた。
ここまでは、簡単に設定することができました。WPSボタンがあれば、一発設定できると思いますが、そういったルーターを使っている方ばかりではないと思うので、手動設定がどこまで簡単かも結構、製品選択の際の重要な要素の一つです。
2.4GHzか5GHzのランプを点灯させたら、ここから、中継器を置きたい場所に移動させます。例えば、3Fまである家なら2Fに置くとか、離れに置くとか。一度設定してしまえば、コンセントに繋げれば5GHzか2.4GHzのどちらかを自動で拾ってランプが点灯します。
問題はどのくらい離れた場所なら、電波が届くのか?まず、中継器を色々な場所に設置して、電波が拾えるかどうかを試してみました。
case 1 同じ家の中の親機から最も離れたコンセント
同じ家の中、1階の親機ルーターから、7mくらい離れているところのコンセントに差し込んでみました。まったく問題なく2.4GHzランプ点灯しました。そこから1F、2Fのどの部屋のコンセントを使っても、正常に電波が拾えていることが確認できました。
case 2 10M近い距離がある離れの部屋のコンセント
離れになりますが、残念ながら5GHzか2.4GHzのランプ、どちらも点灯することはありませんでした。中継器をコンセントに繋いでから数分待っても、このランプが点灯しないということは、そもそも電波を拾えていないということらしいです。
離れ家モードが搭載しているとのことで、離れた場所でのwifi利用ができると期待していましたが、離れ家で使う際の中継器の購入はちょっと気を付けなければいけません。
また、離れ家モードに切り替えてからコンセントに繋いでいます。
case3 中継器は同じ家の中、外にスマホを持っていったら
中継器をできるだけ離れ家に近い部屋のコンセントに繋げ(緑ランプ点灯)スマホのみを離れ家に持って行って電波が届くか検証したケースです。
同じ家の中ならどこでも、スマホの電波は届きました。
しかし、スマホを外に持って行って電波が届くか検証したところ、電波が最弱となり、仕事で使うには心もとない状態となりました。
よほど離れが近い場所だったとしても、ほんの数メートル先の屋外で電話が弱いとなると、仕事で使うにはちょっと弱いですね。
wifi中継器 ELECOM WTC-C1167まとめ
これはELECOMの中継器に限ったことではなく、もしも離れた家で中継器を使ってwifiを繋げようとしているのであれば、一度その製品を使っているユーザーの声を参考にした方がいいです。
確かに僕の環境下では繋がりにくさがありましたが、当然離れ家なら壁の厚さや電化製品などの利用も影響してきます。一概に中継器が使えないとは言えません。
特に同じ家の中なら、どの部屋でも中継器を通した電波が繋がったため、少しでも通信に不安定さを感じているのであればこの中継器を買うことをおススメします。