
今まで使っていたマウスに何の不満もなかったのですが、ミニデスクを使ってパソコンをしていたら、マウスを大きく動かすのに多少ストレスを感じてたんです。
これ、カーソルを移動する時にマウス自体を動かさなくてもいいトラックボールマウスなら、便利なんじゃないかと思い調べてみることに。
何年か前に光学式マウスがまともに動かなくなって、その時に買い替えをしたわけですがトラックボールマウスなんて当時、7000円以上するものが多かったように思うのですが、今見たら3000円弱で買えることを知ったので、思いきって購入。
マウスって何気に触れている機会が多いじゃないですか。操作性の悪さが即、ストレスに直結するんで、実際に使用したユーザーのレビューや声をよく読んで納得して購入したつもりなんですが、、
やはり実際に手にもって使用してみるのとでは大違い。
今回、このProto Arcのトラックボールマウスの細かい使用感と普通の光学式マウスとの違いをこの記事でお伝えします。
Proto Arcのトラックボール

こういったトラックボールマウスを、初めて使ってみたんですがびっくりしました。思った以上に慣れない、やりにくい。
おそらくトラックボールのタッチにかなりの繊細さを求められることが、慣れるまでに時間がかかる一つの理由ではないでしょうか?はじめは目的の位置にカーソルを止めることすら難しいです。カーソルの速度を極端に落としたとしても、やはり難しい。
トラックボールの大きさは程よい大きさだと思います。この部分だけ光沢があるのも外見的には良く、指が滑ってしまうということもありません。
親指だとあまりにやりにくいので、人差し指に変えて操作してみました。個人的には人差し指の方が使いやすいのですが、人差し指にすると右クリックは薬指になります。それも薬指だと押しにくくなりストレスになるのでやめました。
トラックボールに慣れるまで
しかし、購入して2週間くらいたったでしょうか。とにかく慣れるまでやってみようと思った結果、ようやく思った場所にカーソルを動かせるようになりました。
コツとしては、個人的に思ったのが、慎重になり過ぎないことだと思いました。カーソルを目的の場所まで慎重に持ってしまうよりも、合わなかったら何度もトラックボールで調整する。この方法でなんとか僕は慣れてきました。
しかも、手首への負担がかなり減ったのは事実です。普通のマウスの場合、カーソル移動にマウスを持ってずらす、浮かす必要が出てきます。それが無いんですよね。トラックボールを買う人ってこの負担軽減を一番の理由にしている人が多いんじゃないかなと思いました。
Proto Arcの大きさ

この大きさにはちょっととまどいました。あまりにも大きすぎるので、出張用に小さいマウスを購入しなければいけないという、なんとも間抜けすぎる結果に。
いや、いいんです。とにかく長時間作業するなら負担のかからないトラックボールじゃないと駄目だと。トラックボールマウスは設計上大きくなってしまうのは仕方ないと言い聞かせていたのですが、大き過ぎて左右のクリックボタンも押しづらいことに気づきました。
左右のクリックボタン

マウスが大きすぎるので、左右のクリックボタンに人差し指と薬指が届かないような感覚があるんですが、左右のクリックボタンが縦に長いので、マウスが大きいことによる左右のクリックボタンの押しにくさはありませんでした。
ただ、若干左クリックを押しながら、カーソルを動かすと誤クリックが増えるような気がします。
戻る進むボタン

進むボタンは位置的に奥の方にあり、かなりの押しにくさを感じました。しかし、頻繁に使う戻るボタンは手前の方にあるので、マウスに手を置きながら、人差し指で押すことができるので、それほど不便さを感じません。
トラックボール

手が小さい方なので親指の先端でボールを転がす感じでカーソルを動かしています。光沢があり若干滑りやすいような印象を受けますが、滑ることはありません。
スクロールボタン

スクロールボタンはゴム?と凹凸によるほんのわずかの引っかかりを感じますが、ここが滑るような感じだと大きくストロークしてしまうと思うので、このスクロールボタンに関してはこれがベストだと思います。
ただ、スクロールボタンの色によって価格が違うのがちょっと不満です。オレンジ色が一番安いのですが、おそらく売れないので値下げされているんでしょう。
マウスにデザインを重視していない僕は価格の安いオレンジ色を選びました。
Proto Arc トラックボールマウス まとめ レビュー
購入したユーザーも多い上、評価も高く「amazon おススメ」のバッジが表示されているようです。星1つ2つの低評価がわずか1%ということで、不良品を掴む人も少ないのではないかと思います。そこで、ユーザーレビューの気になる部分を取り上げてみました。
粗悪品でないのか?

しっかりとした作り、正常にマウスも動作するので、粗悪品でないのか?というレビューは、不良品が当たってしまったケースも考えられます。アメリカにある会社のようですが、しっかりとメールアドレスも記載されているあたり、粗悪品をわざわざ作るようにも思えません。
Macでは進む、戻るボタンが効かない?
これは、購入した後に気づいたユーザーがレビューに書き込んでいたのですが、詳細説明文でも記載されているようです。また、後日届くショップからのメッセージにも記載されています。
知らずに購入してしまうユーザーが多いようなので、商品タイトル文にMac対応不可とはっきり書いた方が良いような気がします。
クリック感が無い
確かにクリック音が無いため感触が無いような感覚になるのかもしれません。ただ、やはりクリック音はできるだけなくした方が良いと思ってます。特に静かな職場でパソコンの作業する際には、このマウスのクリック音のあるなしは、とても重要だと思います。
ただ、このクリック音でも人によっては大きいと思ってしまう人もいるので注意が必要です。よくよく聞いてみると、クリック音はありますが「カチカチ」といった気になる音ではありません。
クリックした瞬間に親指が動き、ドラッグになってしまう。
これは確かにありました。親指のわずかなタッチで反応してしまうんでしょう。解決方法としては、親指でトラックボールを触り続けないことですね。
目標点に素早く持って行くのが難しい
本当にこれは慣れるしかないですね。購入して毎日マウス使って2週間ほどたちましたが、いまだに素早くカーソルを移動できなくてストレスを感じることがあります。ただ、初日は元の普通のマウスに戻そうかと思ったくらいですが、やはり、手首の負担がかなり軽減されている感覚がかなりあるので、今はこのトラックボールマウスをこのまま使っていこうと思っています。
スクロールが滑らかじゃない
確かに某マウス有名メーカーのスクロールボタンよりは滑らかさを感じませんが、あまり滑らかなものを好まない僕としてはこのくらいでちょうどいいと思いました。
トラックボールが軽すぎる
これは、結構感じるところがあって、某他社製のトラックボールを触ってみてときも、こちらのマウスの方が軽すぎて驚いた記憶があります。
軽くても、意図したところにカーソルが止まるのであれば問題ないんですが、慣れるまでには時間がかかると思います。
手に収まらない
海外製品だから大きいと書いているレビューがありましたが言われてみれば、確かに外国人男性ならすっぽりと収まるようなマウスのサイズだと思います。しかし、指が比較的短い僕でもボタン、スクロール操作に関しては全く不便さはありませんでした。ただ、進むボタンは指が短いと比較的遠い場所にあるかもしれません。
Proto Arc トラックボールマウスは買いなのか?
個人的には毎日使うごとに買って良かったと思える製品となりました。最初は本当に「買って損した!」と思いましたから。
10年以上、普通のマウスに慣れているわけですから、このトラックボールマウスは簡単に慣れるわけではありません。しかし、慣れたら最後、マウスを動かさなくていい、手首上げなくていい、ストレスフリーなこのマウスは、個人的には買いです。ただ、より細かく、精巧な動きを求めるならば、高額で販売されているものを購入すべきですね。