消防設備士乙6 試験内容について

消防設備士乙6 試験内容について

消防設備士乙6は毎年の合格率だけは発表しているようです。僕の場合、ここを見て「受かりそうだな」と判断しました。近年、40%の合格率みたいですから。宅建とか15%、行政書士とかになると10%切るということを考えると、かなり受かりやすいのかなと思います。

ただ、合格率だけで見るのではなく、一度テキストとか見てから判断した方が良いです。やっぱり、資格によって興味の無い内容を勉強しなければいけないので、始めたけどやっぱりやめたって人が多いからです。

僕の場合、テキスト見ましたけど全く興味わかなかったです。消火器の画像やイラスト見ても、面白そうだなとは、一つも思いませんでしたし、内容にしてもそう。一度別の資格にしようかと悩みましたが、とりあえずもう少しだけやってみようということになりました。

何故かというと、テキスト読んだ後に過去問題を解いたら、なんとかなる事に気づいたからです。これなら受かると直感で思ったんですよね。宅建とかだとこうは思わなかったでしょう。ちょっとやっていったら解けることが少しずつ楽しくなっていきました。

その初期段階で僕は受かることを確信しました。なんせ勉強が面白いんですから。同時に、インプットと同時にアウトプットに比重を置くことで、どんどん問題が解ける事の面白さを味わっていけたのは、これからの資格取得に向けてプラスになりました。

消防設備士乙6に合格すると試験結果通知書が届いた

これは試験後に問題用紙を持ち帰れない資格に言えることですが、終わった後から解いたところが気になって参考書などを調べるわけですが、問題の記憶も曖昧になります。僕は試験が終わってから受かっただろうと思っていたので、そこから消防設備士については一切勉強しませんでした。

間違いなく落ちたと思った人は、すぐに再度挑戦するのか諦めるのか決めた方がいいですね。ここの決断が迷ってしまうのも、問題用紙を持ち帰れない弊害だと思います。持ち帰れればすぐに合格したか分かるんですよね。

消防設備士試験の場合は結果通知書で正答率だけは記載されるようです。

僕の場合は 筆記試験 法令 90% 基礎知識 60% 構造・機能80% 筆記全体 80%

      実技試験100%

と、記載されていました。この資格試験の何が難しいかというと、問題が難しいというよりも、ひとつひとつの問題の点数がデカいというところにあると思っています。3科目で平均60%を取らないといけないわけですが、基礎知識のように問題が少ない科目は2,3問間違えると合格が極めて怪しくなってきます。

一つの科目が60%を切っても、他の科目が高ければ平均60%はイケないこともないですが、そうなると全体的にまんべんなく勉強しなければいけません。

捨て科目というのができないんですよね。と、考えると電気工事士の学科試験の方がはるかに楽なような感じに思います。

消防設備士乙6の各科目について

消防関係法

消防関係法は法令共通(6問)と類別(4問)のふたつに分けられます。最初に、10問で60点以上合格ということを知らず、別々で60点以上かと思ってました。4問で60点以上と考えたら、3問正解しないといけない計算なので、かなりキツイ。冷静に考えればおかしいと気づくんですが、これは10問で6問正解すれば問題ないということになります。

採点結果が法令90%となっていたので、問題は10問なので1問不正解ということになりますね。この科目、問題を大体覚えて、終わった後に答え合わせしたら確実に3問は間違えていたと思っていたのですが、結果は1問ミス。問題を持って帰れれば、どこが間違ってるか分かるんですが、この試験を難しくしているのが、解答を持って帰れないことなんですよね。

機械に関する基礎的知識

この部分は問題がかなり簡単だった記憶しています。ただ、この部分は難しいのが勉強方法でした。機械といっても、数式や計算問題など消防にはそれほど関係ないと思われるような問題ばかり。この科目がこの資格の中でも本当に興味が沸かなかったとも言えます。勉強する内容はそれほど多くないと思ったので、直前で勉強することにしました。ダラダラ勉強すると忘れるし覚えづらいですからね。

滑車の問題は基礎的知識では結構鉄板の問題だと思うのですが、若干ひねった問題が出てきたことが印象的でした。

構造・機能・整備

ここは、逆に問題数が15問と多いので、あまりプレッシャーを感じずに解くことができました。範囲が広いですが、数字に関しての問題が少なかった印象があります。テキストを何度か読んでいれば、なんとか解けるような問題が結構多かったと思うのですが、消火器の分解作業の手順を覚えるのは結構キツかったです。やはり手元にないと厳しい。

僕の場合、構造・機能で採点が80%ですから、12問正解で3問ミスしたということになります。

消防設備士乙6に実技は筆記試験と同じ。

あと、消防設備士乙6を選んだ理由として、実技が無いことも理由としてありました。実技というのは名目上で実際には筆記試験です。ただ、選択式ではなく、記述式となるんですよね。

ここを嫌がって試験を受けるのをやめてしまうのは非常にもったいない。僕の正答率も100%となっているだけに、かなり簡単だったと記憶しています。ただ、これ字が間違ってたりすると、細かく減点されるという話もあるので、漢字もきちんと書いて勉強した方がいいですね。

特に窒素ガス、破蓋転倒式とか紛らわしい漢字が出てくると思います。ひらがなで書けばいいと思うのですが、それだと減点対象となるのかどうか、いまだにわからないので、確実なのはきちんと漢字を練習しておくことです。

あと、全て写真ならいいんですが、中にはイラストを使った問題もありました。イラストの場合、いつも見ているイラストとは違ったイラストとなると思うので、きちんと部位の名称と場所を把握しておくことが大事です。

自信があったのはむしろ実技だけで、他の科目の方が何度も見直しました。また、実技は結構オマケ的な採点もあるのかなと思いました。1問微妙な回答をしたのですが、正答率100%となっているので。