タイトルに合格とありますが、あくまで学科試験のみで実技試験はこれからです。まぁ、実技試験は一回目落ちても学科試験免除できるのですが、実技って一つミスすると不合格となるらしいです。
2回落ちることも考えて、学科試験についての記事を書いておこうと思います。
電気工事士2種といえば、受験者がかなり多いことで知られていますが、内容を見て実技があるということで、受験するかどうか悩みました。電気に関していえば、まったくの素人ですし、配線のような細かい作業は苦手というか合わないんです。
でも、実際に学科試験に合格して、実技の勉強してみて感じたのですが、まず学科と実技は全くの別物と思った方が良いですね。確かに学科で覚えたことが実技に出てきますが、学科試験の勉強しなくても実技試験は合格できるんじゃないかと思ったものですから。
複線図の勉強は実技のためにしておいた方がいいのは確かですが、今は複線図無しで実技問題を解く方法の動画もあります。なので、電気工事士2種は、学科が受かったら実技の勉強を始めるというスケジュール感でも十分間に合うと思います。
電気工事士2種学科はCBTの方が良いのか?
僕はCBT方式を選択しました。まず、CBTの場合は、試験後すぐに点数が分かります。学科試験の場合は100点中60点以上合格です。点数が試験後にすぐにパソコン画面に表示されます。
そして、その日からすぐに実技対策が練れる。
これが、CBT方式の最大のメリットとも言えるのではないでしょうか。学科試験を選択した場合、合格が分かってから実技試験までの時間が約1か月。
それが、CBTの場合は受験日を自分で選べるうえ、実技試験まで約2か月以上空くことになります。これは、圧倒的に有利です。
学科試験を選ぶメリットといえば、CBTよりも学科試験の勉強時間が多く取れることくらいじゃないでしょうか。学科試験が万全の人は、CBTでいち早く合格を決めて、実技試験の対策を講じることをおススメします。
電気工事士2種学科の内容
最初、参考書を見た時に、これが本当に合格率60%もあるのか?疑問に思えるくらいの難しさを感じました。
まず、多くの参考書は道具、記号などから入ると思います。これをまず最初に覚えろと言われたのですが、ほんとにこれ全部覚えなきゃいけないんだろうかと絶望したものです。計算以外の暗記できるところを最初に持ってきたのですが、まず記号と道具、そして法令という風な具合に覚えていきました。
記号と道具
道具の写真だけ見ても、最初の頃はまったく覚えられませんでした。こういうのは、やはり実際に講習とか動画などで見た方が覚えやすいかも知れません。記号などは動画の問題などを解いて覚えました。
あと、道具の名称は学科の試験では選択問題で書く必要がないので、一字一句間違えないように覚えなければいけないということも無いので、あんまりここに時間かけなくてもいいかも知れません。この資格の勉強をしていくうちに記号や道具は何度となく出てくるので。
法令
消防設備士の次に受けたのですが、この資格の法令は拍子抜けするくらい簡単でした。配分的にも3問程度しかなく、毎年似ているような問題ばかりが出ているので、それほど勉強する必要がありませんでした。
電気に関する基礎理論
ここが学科試験では一番難しかったように思います。ここはテキストで一生懸命に覚えるよりは、過去問を何度も解いた方が身に着くような気がします。
配線理論と配線設計
ここらへんは、何故その配線になるのか?何故3相式じゃないとダメなのか?そういった事は深く考えないようにしました。とにかく意味を考えずひたすら過去問です。
電気工事士2種の試験問題は、過去に出題された問題にかなり寄せられています。なので、過去問を解いているうちに少しずつ理解していきます。ただ、学科に合格した今も、配線の意味などはいまだに理解できていません。
電気工事の施工方法
ここの工事の種類と施設場所の問題は必ずといって出題されるようですね。表を覚えるのは大変でしたが、自分の中で法則みたいなのを作って覚えると、この程度の表であれば楽々覚えられるような気がします。
僕は「ケーブル工事、金属管、可とう電線管工事(2種)の場合は、全ての施設場所で工事できる」「点検できない隠ぺい場所のその他の場所」は、「ケーブル工事、金属管、可とう電線管工事(2種)以外は工事できない」など、自分なりの法則で最初に覚えました。
複線図
これが結構やっかいでした。ここって学科受かってから勉強する人が多いようです。ここを捨てて、60点を目指すという人が結構多いみたいです。複線図以外の部分を重点的に勉強して、学科に合格してからという勉強を始めるという感じです。
あと、実技も複線図書かなくても配線を繋げる方法があるようです。(これはyoutube上で公開されている)まずは受かることを目的として最短合格を目指すなら複線図の練習はいらないという人もいるんでしょうけど、複線図の問題は多分6問くらいあると思うんです。僕的にはちょっと怖くてできませんでした。
しっかりと複線図を何度も練習してから学科試験に挑みました。
ただ、実技の問題ってとてもシンプルな配線となっているので、複線図確かに書く必要ないかもと思いました。書く事でタイムロスになりますので。ここら辺は人によると思います。その時間は最終のチェック時間に目いっぱい充てる人もいるでしょうし。