危険物乙種第四類の施設ごとの基準の覚え方

危険物乙種第四類の施設ごとの基準の覚え方

危険物乙種第四類の勉強をやってきて、物凄く困難だったのが、危険物を取り扱う施設が多い上、法則性みたいなのがまるでないんです。

これほんとに覚えるのキツいです。興味わくならまだしも、危険物を取り扱う施設と言われてもいまいちピンとこない。これは、危険物だけじゃなく、資格勉強はこういうもんだと割り切らないとダメですね。

ということで、まずはしっかり表にして、覚えてから法則性などを見つけ出して書き出していこうと思います。

危険物乙種第四類の施設ごとの保安体制

製造所屋外貯蔵所屋内貯蔵所屋外タンク貯蔵所屋内タンク貯蔵所地下タンク貯蔵所簡易タンク貯蔵所移動タンク貯蔵所給油タンク貯蔵所給油取扱所移送取り扱い所一般取扱所
危険物保安統括管理者×××××××××
危険物施設保安員×××××××××
危険物保安監督者×

・必ず設置する (◎)
・設置しなくて良い (×)
・条件により設置する (〇)

これだけ覚えるのも結構大変だったんですが、覚えた方法を羅列していきます。

  • 危険物保安統括管理者危険物施設保安員は、施設名の頭文字から取って「せいい」と略して覚えた。
  • 移送取扱所は全て設置。統括管理者だけは、指定数量以上。
  • 危険物保安監督者は、移動タンク貯蔵所のみ設置の必要なし。
  • 危険物保安監督者は語呂合わせで覚えた (監督は、屋外タンクに精一杯給油する)
  • 屋内タンク貯蔵所、簡易タンク貯蔵所、第一販売取扱所、第二販売取扱所は、引火点が40C°以上、第4類危険物のみを取り扱う場合は、危険物保安監督者の設置不要。
  • 屋内貯蔵所、地下タンク貯蔵所、一般取扱所(ボイラーなどで消費するものを詰め替えるもの)は引火点が40C°以上の第四類危険物のみを、指定数量30倍以下で貯蔵する場合は不要。

危険物保安監督者って結構大事なポジションだということが分かりますね。条件付きでほぼ全ての取扱所において設置しなければいけない。

かたや、危険物保安統括管理者と危険物施設保安員は専任すべき施設は3つ。これは覚えやすいです。「誠意」(せいい)と覚えておきましょう。

危険物乙種第四類の施設ごとの保安距離や予防規定等

製造所屋外貯蔵所屋内貯蔵所屋外タンク貯蔵所屋内タンク貯蔵所地下タンク貯蔵所簡易タンク貯蔵所移動タンク貯蔵所給油貯蔵所販売取扱所移送取扱所一般取扱所
保安距離×××××××
保有空地×××××
予防規定×××××
定期点検〇※×××〇※
  • 保安距離(せいおくおくおくいっぱん)と覚えてます。製造所、屋内貯蔵所、屋外貯蔵所、屋外タンク貯蔵所、一般取扱所では保安距離を保つ必要があります。
  • 保有空地保安距離の5つの施設にさらに2つ(簡易タンク取扱所と移送取扱所)を追加したものとなります。
  • 予防規定は必ず設置しなければいけない施設は、(キウイ、キュウイ)と覚えています。
  • 予防規定は屋外タンク貯蔵所を除いて、タンクと付く4つの貯蔵所と販売取扱所は予防規定必要なし。
  • 定期点検を必ず実施する必要がある施設は(ちいい)と覚えます。
  • 製造所と一般取扱所は地下タンクがある場合のみ定期点検。

危険物乙種第四類の施設ごとの覚え方まとめ

危険物で一番覚えにくいけれど、多く出題されている施設ごとの基準。何度も表を見て、過去問を見ることでなんとか覚えることができると思います。

また、語呂合わせで覚えないと忘れやすい上に、例えば同じ頭文字のイでも、移送取扱所、一般取扱所、移動タンク貯蔵所とあったり、屋外と覚えても屋外貯蔵所と屋外タンク貯蔵所の2種類がある。

単に頭文字だけ覚えても取りこぼしが発生することになると思うので、語呂合わせを想像した時に施設のイラストまでパっと頭の中に出てくるようにしたいですね。